足のしびれ

下腿のしびれ?違和感?の50代の方

昔、学生の頃に左足首の捻挫から足首を反る(背屈)可動域が少なく

2年ほど前から左下腿部がしびれ?何か?違和感?があったり、良くなっている?

を繰り返しているそうで、最近だんだんと酷くなってきているようです

 

まず、ここで大事なことは何が起こっているのか?を把握すること!

しびれ、違和感を紛らわすことではありません!

しびれ、違和感をシャットアウトすることでもありません!

 

検査をしていくと、

この方が訴えている領域の振動覚、痛覚が低下していました

(特にL5領域のスクレロトーム、デルマトーム)

左足の足首、拇趾を背屈する力、拇趾を屈曲する力も弱い

(前脛骨筋、長拇趾伸筋、長拇趾屈筋 弱化)

左足は外反母趾があり、ご本人は外反母趾だから力が入らないと思っています

また、歩いてもらうと右手の振りが少なくぎこちない歩行になっていました

歩行がスムーズじゃないと身体は良くなりません

 

施術後は

左足関節の可動域が増え歩行が楽になり

腕の振りも良くなっていました

弱化していた筋力は8割程改善しました

(外反母趾はありますが、筋力は改善しました)

症状の領域の痛覚は左右とも同じくらいに改善しました

しかし、

L5領域の振動覚の左側の弱さが少し良くなったかな?という程度

 

この振動を感じる神経が弱っていくと

(運動神経など太い神経も)

痛みを過剰に感じる痛覚過敏の状態をつくることがあります

ので経過を観察していく必要があります

 

今回、2年もの間、身体に異変が起こっていたが、

生活する上でそんなに支障をきたさないので放置していたため

神経自体が脆弱になってしまったのでは?

と考えられます

 

何かおかしいなぁ~と思った時は

早めに身体をチェックすることをおすすめします。

 

兵庫県加古郡稲美町北山121

信陽接骨院

☎079‐492‐7104

足底腱膜炎 足底筋膜炎

足底腱膜炎(足底筋膜炎)

アキレス腱炎(アキレス腱周囲炎)

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シンスプリント

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などの状態やスポーツ障害では使い過ぎによる障害「使い過ぎ症候群・オーバーユース」と言われています

 

私が臨床で感じるのは、

単に使い過ぎ・オーバーユースというより

障害部、障害周囲部に過度に負荷がかかる身体になっているための結果

障害(周囲)部が使い過ぎ状態、無理な身体の使い方

身体のバランスの乱れから起こると考えております。

また、長期にわたる場合は複雑に悪影響を及ぼします。

 

人の身体は神経系が正常に働いていると、非常に良いバランスをとっていますので少々のことでは障害は起こりません!

 

では、障害が起こっている場合、どのような乱れがあるのか?

症状、期間、経緯、障害部位の状態、痛みが出る出ない動き、神経系の働き、身体のバランスなどを検査して、問題を整理することが必要ですし、

障害部を改善するためには、身体に指令を出している元である脳・神経系の働きが正常に働くことが必要です。

 

4日前に斜面で草刈機を使っての作業で踏ん張っていたために足底が痛くなりだんだん痛みが強くなって来たという60代男性が足を引きずって来院されました。

痛みがある右側では、右股関節は全方向に力が入らない&右足の指を起こす力が入らない&右肩の三角筋も力が入らない&上腕二頭筋反射低下し右腕が緊張状態&右顎関節違和感など

左側では、左足関節を底屈し踏ん張る力が入らない&膝蓋腱反射低下し大腿四頭筋の働きが鈍い

など様々な問題がありました。

 

筋肉や腱が骨、軟骨、靭帯などに接する箇所には滑液包という水分の入った嚢(ふくろ)があり、

摩擦を軽減する役目を持っており、

この滑液包が腫れて痛む滑液包炎もよくある症状です。

この方の場合、足底の滑液包の部分を押すと激痛があり腫れもあります。

 

神経系のバランスを整え、4箇所ほど神経の働きを利用したストレッチを行なうと普通に歩けるようになり、

足底の滑液包は押すと激痛は残りますが歩くことでの痛みはかなり軽減しました。

 

歩くことでの痛みがあると、障害部の腫れは改善せず痛みによる精神的肉体的ストレスが更に症状を悪化させますので、

歩行時の痛み軽減は良い徴候です。

「不調の原因は神経系の乱れから」

兵庫県加古郡稲美町北山121

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