眼の動き

当院では眼の状態、動き、反射なども検査させてもらいます

眼の筋肉は人間の筋肉で一番速い動きができると言われています

「眼球運動は脳幹にある運動を制御するセンターの役割が良くわかっている運動である」

「運動を起こす指令と運動そのものの間に介在する要素が少なく記録できる眼球運動に、

中枢での運動指令がかなり直接反映される、そのため、手足の運動に比べて、

運動の制御機構を解析するのに適している。この意味で “眼は心の窓”

とともに “眼球運動は脳の窓” といえるかもしれない。」

-中外医学社 Clinical Neuroscience 眼球運動の生理と病態より-

とあります

 

分かりやすく言うと、

外から入って来た情報を元に

 

脳からの指令により眼が動きます

脳からの指令により手、足、体幹など身体が動きます

 

眼を動かすのも身体を動かすのも脳からの指令

脳から眼

脳から身体

を比べると眼の動きの方が脳の運動指令がダイレクトでわかりやすい

 

ということです

 

 

眼の運動には、

眼を上下左右斜め、寄り眼をする時に動かす6つの外眼筋

外眼筋のゆっくり目標物を追う眼球運動

瞬間的に速く目標物を追う眼球運動

眼に光が入って来る光量を調節したり、近くの物や遠くの物を見るための瞳孔括約筋、瞳孔散大筋

まぶたを上げる上眼瞼挙筋、ミュラー筋

頭を動かした時や身体が動いた時に三半規管、耳石器の働きで視線を維持し、自分の身を守る反射

眼の動きを止めることができるか?

など

 

様々な眼球運動があります

これらを検査することで脳からの運動指令の働きをみていきますが、

眼の動きは人間の筋肉で一番速いので、簡単ではありません

 

しかし、問題をここで発見できると、

慢性痛、ぶりかえす症状、しびれ、不定愁訴、スポーツ障害、自律神経障害、末梢神経障害、

その他様々な改善が期待できると思われます

 

症状を長期でお持ちの方は特に眼の動きに問題がみられることが多いです

 

例えば、

足に力が入らなかった方が素早い眼球運動を少しするだけで力が入ったり

首の痛みの方の三半規管を少し働かせると首の痛みが出なくなったり

眼瞼下垂の手術を進められていた方が施術後まぶたが上がり、眼がパッチリしたり

眼とは離れている膝の屈伸時の痛みが眼の反射や腕の運動でなくなったり

と改善された方がおられます

 

まだまだ未熟ですが、少しでも皆様のお力になれればと思います。

 

10月14日(日)・15日(月)は、

アクティベータ療法の勉強会のため

お休みいたします。

 

兵庫県加古郡稲美町北山121

信陽接骨院

☎079‐492‐7104

 

 

 

 

土台

身体が弱った状態で過剰なストレスを受けると身体にダメージを負ってしまいます

土台がしっかりしていないと自己治癒力が働きません!

 

人は立っている姿は足(下)が土台ですが、

人の機能(働き)の土台は脳・脊髄(上)です

人の発達は上から下、内から外へ

生命の土台である脳、首が安定しないと身体が崩れてしまいます

 

首は脳と身体を結ぶ重要なところ

心臓から送られた血液の一部は、

首の骨の穴を通り、頭蓋骨手前で急激なカーブをして頭蓋骨のなかに入って行きます

(この頭蓋骨に入る辺りで様々な問題が起こりやすいのです)

頭蓋骨に入った血管は、

バランス機能、運動機能の司令塔である小脳、

視覚の処理にかかわる大脳の後部など

に血液を送っていますので、このあたりの血流障害が起こると、

首、背中の痛み、視界の影響、バランスの崩れ、フワフワするなどの症状が出やすいのです

左右から血管が合流しているので血流の乱れが起こりやすいところです

首は大事です。

 

半月前に来られた首の痛み、回らない状態を長期にお持ちの方

最近、背中の痛み、閃輝暗点(頭痛の前に起こることがあるチカチカする視覚障害)が出て来た

フワフワ感、つまずく、強い疲労感、精神的ストレス・・・

首を右向き、中央、左向きで左右の血圧、脈拍を比較すると

右向き、中央で脈拍が左右で違う

しかし、左向きではピッタリ一緒

頚椎の可動域制限、筋肉の緊張、浮腫、などチェック

顔の左右の感覚の違い、左手の温度の感覚低下なども見受けられました

頚椎の調整後は首の動きが5割程改善し、首の向きでの脈拍の左右差はなくなりました

 

筋肉が緊張を起こしているとマッサージ、ストレッチなどで筋肉をほぐす、

緩めるという施術が多いようですが、

 

背骨の不具合、関節の不具合を戻そうと筋肉が頑張って緊張を起こしていることの方が多く、

この場合、背骨、関節の不具合を調整しないと良い状態になりません

 

半月後(3回目)

元気そうになり7~8割の改善という感じになりました。

 

しっかりした土台で充実した毎日を!

 

2月17日(土)は勉強会のため、お休み致します

その代わりに、

18日(日)の午前は受付け致します。

 

兵庫県加古郡稲美町北山121

信陽接骨院

☎079‐492‐7104

足の感覚 アンチエイジング

アンチエイジング(老化を防ぐ)と聞いて何を連想しますか?

いつまでも若々しく健康に、

男性では運動など身体を動かすこと、

女性ならエステや肌のケアなど、

様々なことをされている方も多いと思います

 

では高齢になっていくとどのようなことが必要でしょう?

私が思うことは、QOL(クオリティー オブ ライフ)=人生の質

を高齢になる前に準備する必要があるのではないかと思います

「病気の予防」「社会生活」「動ける身体」

これらを高めることでアンチエイジングを目指してみてはいかがでしょう?

 

最近、手足のしびれの方で、血流障害、神経障害、脊髄障害と思われる方々がよくみられます

しびれという症状は痛みと違い、我慢ができ、なかには何十年としびれを感じながら生活してきた方もいらっしゃいます

神経も含め、皮膚、筋肉、内臓などすべての細胞は「酸素」「栄養」「刺激」がないと死んでしまいます、特に神経は充分な酸素(血流、呼吸)は必要なので、しびれで血流障害が長く続くと神経が生きていけません

長年、指のしびれが出ており最近指が動きにくくなり、病院に行くと神経が麻痺していますと言われた方など

病院では「このしびれと付き合っていかないとしかたないですねぇ」と言われることもしばしばありますが、改善する症状も多いのです

当院では、当院でできること、可能性があることを目標に行なって行きます

 

皮膚の感覚で鋭敏さをみる方法として「二点識別覚」という

2点の幅を狭くしていき、どれくらいまで2点で押えているのを識別できるかという検査があります

感覚が優れている順番は、

①指先

②唇

③足

立ったり、歩いたりする足の感覚は非常に優れています

 

しかし、年齢とともに感覚が鈍くなってくるところでは、

③の足がだんとつで1位!!!

「感覚は足から衰える」ということです!

 

お年寄りの転倒防止で筋力をつける運動をして筋力がついているにもかかわらず転倒しやすい方がおられます

つまり、筋力がなくて転倒するのではなく、足の感覚が鈍くて転倒しやいのです

 

足の感覚の衰えを予防することは出来ます

悪くなってから慌てるのではなく、

普段から足の感覚を衰えないようなことをする必要があります

 

人生の質を良くするアンチエイジングを心がけませんか。

 

兵庫県加古郡稲美町北山121

信陽接骨院

☎079‐492‐7104