痛みのメカニズム

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「痛み」には様々な痛みがあります

急性痛・慢性痛・しびれ・硬膜性疼痛(頭痛、首肩の痛み、全身の痛み)・内臓からの痛み・幻肢痛・心因性疼痛・筋肉痛・神経障害性疼痛・・・など様々な痛みがあります。

痛みを脳に伝える神経には、

神経伝達スピードが速い「太い神経」と、神経伝達スピードが遅い「細い神経」があります

すねを机の角なんかにぶつけると鋭く強い痛みがあり、その後にジ~ンとする鈍い痛みを感じたことはありませんか?

この場合、最初の鋭く強い痛みは「太い神経」が、その後のジ~ンとする鈍い痛みは「細い神経」が脳に「痛み」を伝えます

痛みの伝導路

この様なケガをした場合は傷めたところがハッキリします。

しかし、ケガや傷もなく痛みを感じることもあります

頭痛・首、肩の痛み・背部痛・腰痛・臀部痛・膝の痛みなど

これらの多くは、先程の「細い神経」が脳に「痛み」を伝え、身体がご自身に警告をしています。

脳幹という生命維持や大脳の活動を制御するところは「痛みを抑制」する働きがあります

下行性疼痛抑制系といいます

例えば、脳幹の働きが悪く、背部痛や腰痛、膝の痛みなどを感じる場合、

脳幹の働きが悪いところを強くすることで、感じている痛みがなくなり、

脳幹の生命維持や大脳の制御する働きを取り戻すこともあります

また、内臓からの警告が身体の表面に痛み、だるさ、コリとして現れることも多いのです

内臓-体性反射といいます

この場合、内臓の働きを取り戻すために、関連する背骨の調整や身体の表面を体性-内臓反射を利用した刺激、食事や飲み物の改善、その他生活改善が必要

また、医療機関での検査が必要なこともあります。

脳・神経は外側から硬膜・クモ膜・軟膜という3つの膜に被われクモ膜と軟膜の間に脳脊髄液が流れており、脳・脊髄を保護、老廃物の除去などを行なっています

この脳脊髄液の流れ、量などがおかしくなると硬膜にある痛みの神経が刺激され頭痛、頚部痛、全身に及ぶ痛みなどを引き起こす「硬膜性疼痛」という痛みもあります。

その他、神経バランスが乱れ、身体が弱った状態では、

天候、気温、湿度、気圧など外部環境に身体を適応させることが出来ず、

自律神経の交感神経と副交感神経のアンバランスによる

痛みや身体のだるさも起こります。

また、医療機関でいろんな検査をしたが原因が特定できない

「脳が記憶している痛み」という痛みも意外と多くみられます。

「痛み」といえども様々な状態が考えられます。

まずは今の身体の状態を知ることです!

お問い合せ・ご予約は

☎079‐492‐7104