みなさんの脳には身体地図という、
頭、口、手、足など身体の各領域の感覚を感知するところ
また、口、手、足などを動かす指令を出すところ
があります。
図は、(青い矢印)左腕の感覚を右の脳の感覚野で感知し、
(紫の矢印)その情報を右の脳の運動野に連絡し、
(赤い矢印)右の脳の運動野から左の腕を動かす指令を出す
こんな感じです。
以前ブログで「身体を動かす重要性」を書きましたが、
身体を動かさないと、
「身体地図の領域が非常に小さくなる」
「痛みに過敏になる」
「運動機能が低下する」
「感覚が鈍くなる」
このようなことが起こります
6年前に交通事故で左上腕骨頭粉砕骨折 & 左大腿骨不全骨折(ひび)になり、
骨折が治癒した後もできるだけ左腕を動かさないようにして来た70代の方
1.5か月前に臀部痛、左大腿部の痛みで来られました
検査をしてみると、
一見、簡単そうな動きが出来なくなっています!
左手、左腕を動かしていく重要性を伝え、
このような動き、次はこのような動きと、
少しづつ目標を決め行なって来ました。
本日10回目の来院時では、
痛みもいつの間にか消え、
いろんな動きが軽く出来るようになりました。
粉砕骨折した左腕の動きはヒモを使った「ヒモトレ」で、
右腕の動きと変わらない程に動くようになりました
もうひとつ、ビックリしたのが、
昨年来られた時から左耳と右耳から音を聞いてもらうと,
左耳からの音が小さく右耳からの音が大きく聞こえていましたが、
ヒモを左腕に付け,
少し左腕を動かしただけで左右の音の聞こえが同じになりました!
本当かな?と何度か検査しましたが良くなっていました。
ヒモを使うことで脳の感覚野へ良い情報が感知されるのであろうと考えています
半年ほど前から「ヒモトレ」を臨床で使うことがありますが、
時々ビックリする程の改善がみられます
簡単にできる「ヒモトレ」
医療現場でも使われている「ヒモトレ」
私自身、今年の寒い冬はヒモトレで足趾の冷えがありません!
何人かの方に体感してもらっていますが、みなさん良いと仰います。
もっと広まるといいなぁ~
1月20日(土)は勉強会のためお休み致しますm(__)m