兵庫県加古郡稲美町北山121
信陽接骨院
079-492-7104
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診断名を言われるとそこにしか意識が行かなくなる事はありませんか?
以前、右手のしびれで手根管症候群の手術を受けまだ少ししびれが残っているがだいぶん良くなり、
今度は左手の指先もしびれて来た
病院では、そろそろ左手も手根管症候群の手術をしましょうと言われた方
当院での検査では手根管ではなく違うところ、頚部と手首の小指側に問題があるのでは?
左手のしびれは無くなって来たそうです
しびれが出だした早い時期だったので改善も早かったと思います
手術をしないでしびれが無くなり良かったです。
また、左のテニス肘と診断を受けた方
目の奥に頭痛があります
左肩をすくめる動作が重い
テニスのバックハンドの動きでの肘の痛みは出ません?
手を力いっぱい握っても痛みは出ません
しかし左肩の回旋方向で力が入る、入らない
左肘というより左肩より上に問題があるのでは?
施術の後、左腕が軽く良い感じです
左腕を上げていると肘が痛くなっていたそうですが
大丈夫のようです
少しみかたを変えてみると良くなる場合もありますよ。
兵庫県加古郡稲美町北山121
信陽接骨院
☎079-492-7104
下腿のしびれ?違和感?の50代の方
昔、学生の頃に左足首の捻挫から足首を反る(背屈)可動域が少なく
2年ほど前から左下腿部がしびれ?何か?違和感?があったり、良くなっている?
を繰り返しているそうで、最近だんだんと酷くなってきているようです
まず、ここで大事なことは何が起こっているのか?を把握すること!
しびれ、違和感を紛らわすことではありません!
しびれ、違和感をシャットアウトすることでもありません!
検査をしていくと、
この方が訴えている領域の振動覚、痛覚が低下していました
(特にL5領域のスクレロトーム、デルマトーム)
左足の足首、拇趾を背屈する力、拇趾を屈曲する力も弱い
(前脛骨筋、長拇趾伸筋、長拇趾屈筋 弱化)
左足は外反母趾があり、ご本人は外反母趾だから力が入らないと思っています
また、歩いてもらうと右手の振りが少なくぎこちない歩行になっていました
歩行がスムーズじゃないと身体は良くなりません
施術後は
左足関節の可動域が増え歩行が楽になり
腕の振りも良くなっていました
弱化していた筋力は8割程改善しました
(外反母趾はありますが、筋力は改善しました)
症状の領域の痛覚は左右とも同じくらいに改善しました
しかし、
L5領域の振動覚の左側の弱さが少し良くなったかな?という程度
この振動を感じる神経が弱っていくと
(運動神経など太い神経も)
痛みを過剰に感じる痛覚過敏の状態をつくることがあります
ので経過を観察していく必要があります
今回、2年もの間、身体に異変が起こっていたが、
生活する上でそんなに支障をきたさないので放置していたため
神経自体が脆弱になってしまったのでは?
と考えられます
何かおかしいなぁ~と思った時は
早めに身体をチェックすることをおすすめします。
「しびれ」で表現される言葉
しびれる
じんじん
ビリビリ
ピリピリ
だるい
重苦しい
痛いような
悪痛い
焼けるような
鈍い
圧迫されるような
冷たく感じる
なんだこれ???
その他・・・・・・
様々です
重要なのはどのような状態になっていて「しびれ」が出ているのか?
加わった刺激を強く感じるのか?
加わった刺激を鈍く感じる感覚鈍麻、消失なのか?
軽微な刺激を強い痛みとして感じるのか?
自発的に生じる異常感覚なのか?
「しびれ」の種類によってアプローチは違うはずです
しかし、一般的には同じ治療法が行われていることが多いのです
症状(結果)は、原因があり、課程(プロセス)を経て、生まれてきます
原因➡課程(プロセス)➡症状(結果)
原因、課程(プロセス)がカギを握っています
原因を知ることが大事かも知れません
課程(プロセス)を知ることも大事かも知れません
課程(プロセス)を見直すことも大切かも知れません
何年も前に両手首の骨折をされ、
数年前から右手のみしびれはあったが生活に支障がないのでそのまま
80代女性
今年の4月に右手第1、2、3指と第4指の半分(親指側)のしびれで来られ
手の感覚検査、徴候(理学検査、夜間痛など)により末梢神経障害の可能性がありましたが
手首、首からの影響が考えられ何回かの施術後は、しびれはかなり軽減されていました
再度
右第1、2、3指のしびれにて来院(第4指はしびれていない)
今回は一見同じようなしびれだが何か違う?
以前は指を触わるとしびれを感じていたが、
今回は指を触らなくても(パーの状態)でもしびれを感じる
また、末梢神経障害の可能性を表すような感覚障害、徴候はみられない?
眼の動きを確認するとスムーズさに欠ける
眼の運動を少し行なうと「しびれがましになる」
更に、左足だけで立った状態で「しびれがもっとましになる」
人の脳には感覚地図、運動地図があります
上の図は脳の断面図に足、体幹、手、顔など支配している領域、大きさを表しています
例えば、頭のてっぺん辺りは足、膝、股関節の感覚、運動を支配しています
手が大きく描かれているのは、
本来それだけ感覚が優れている、微細な動きが出来るということです
しかし、使わなかったり、まともに使える状態でなかったりすると
感覚地図、運動地図が小さくなり異常な感覚が現れてきたり動きが鈍くなったりします
この方は手首の骨折や末梢神経の症状が長期に出ていたこともあり
感覚地図、運動地図の領域の働きが少し弱くなっていたのかも知れません
このような場合、
しびれがでている手に対しての施術や手術を行なってもよい結果がみられないかも知れません
脳の働きが低下しているところを強くしていくことが重要だと思います
他の末梢神経の障害などがある方はこのように症状部位だけではなく
他にも影響が出ていることが多々あります
また、末梢神経の障害が出ている方は障害が出る要素を持っていると考えておりますので
身体全体をみていく必要があります
また、症状が出ている時だけではなく調子の良い状態を把握することも重要で、
調子を崩した時に早く問題のあるところを認識することが早期改善、健康維持につながります。
右手の母指、示指、中指、環指(半分)のしびれ
(昨日の夜しびれが強くなるが朝方には少しましになっている)
80代女性
右手の状態から、まず考えられるのは「正中神経の障害」
「手根管症候群」と言われる方が多い
右左とも手首の骨折(バイク事故でコーレス骨折)の既往歴あり
感覚検査(温度、痛覚、振動覚)では少々鈍い程度で問題なし
母指を外転する筋肉は弱い
夜間はしびれが強くなり目が覚める
手根管の検査
手首を曲げてしびれが強くなるか?(ファレン徴候)➡変化なし?
手首をたたくと指先にビリビリくるか?(チネル徴候)➡来ない?
手を振るとしびれ症状が和らぐか?(フリック徴候)➡和らぐ!
手根管症候群になる原因として
①骨折(変形、変性など)
②指や手首の酷使(いわゆる使い過ぎ)
③原因不明(症候群というのは、原因がよくわからない症状名)
手根管症候群や肘部管症候群など末梢神経障害と言われている症状は、
もっと神経の元である背骨のあたりで神経根障害を合併している可能性もあります
また、昼間より就寝時の方が大脳の働きが弱くなりしびれや痛みなどの症状が変化することもあります
結果、手首の状態、背骨、脳・神経の働きをみる必要があります
意外としびれ症状が出ている手首周辺には問題がありませんでした
脳・神経系のバランスが良くなるとしびれが8割程減少しました
医療機関では、しびれや痛み➡圧迫➡手術 という流れが多いようです
この方の場合、原因①の骨折の既往歴があるので手術をすすめられる可能性も高くなります
しかし、よくよく検査をして行くと③原因不明にあたる部分がかなりウエイトを占めていたと思われます
症状にとらわれ過ぎず、しっかり原因を見極めることが重要です。