手のしびれ

このエントリーをはてなブックマークに追加

「しびれ」で表現される言葉

しびれる

じんじん

ビリビリ

ピリピリ

だるい

重苦しい

痛いような

悪痛い

焼けるような

鈍い

圧迫されるような

冷たく感じる

なんだこれ???

その他・・・・・・

様々です

 

重要なのはどのような状態になっていて「しびれ」が出ているのか?

 

加わった刺激を強く感じるのか?

加わった刺激を鈍く感じる感覚鈍麻、消失なのか?

軽微な刺激を強い痛みとして感じるのか?

自発的に生じる異常感覚なのか?

 

「しびれ」の種類によってアプローチは違うはずです

しかし、一般的には同じ治療法が行われていることが多いのです

 

症状(結果)は、原因があり、課程(プロセス)を経て、生まれてきます

原因➡課程(プロセス)➡症状(結果)

原因、課程(プロセス)がカギを握っています

原因を知ることが大事かも知れません

課程(プロセス)を知ることも大事かも知れません

課程(プロセス)を見直すことも大切かも知れません

 

何年も前に両手首の骨折をされ、

数年前から右手のみしびれはあったが生活に支障がないのでそのまま

80代女性

 

今年の4月に右手第1、2、3指と第4指の半分(親指側)のしびれで来られ

手の感覚検査、徴候(理学検査、夜間痛など)により末梢神経障害の可能性がありましたが

手首、首からの影響が考えられ何回かの施術後は、しびれはかなり軽減されていました

 

再度

右第1、2、3指のしびれにて来院(第4指はしびれていない)

今回は一見同じようなしびれだが何か違う?

 

以前は指を触わるとしびれを感じていたが、

今回は指を触らなくても(パーの状態)でもしびれを感じる

 

また、末梢神経障害の可能性を表すような感覚障害、徴候はみられない?

眼の動きを確認するとスムーズさに欠ける

 

眼の運動を少し行なうと「しびれがましになる」

更に、左足だけで立った状態で「しびれがもっとましになる」

人の脳には感覚地図、運動地図があります

上の図は脳の断面図に足、体幹、手、顔など支配している領域、大きさを表しています

例えば、頭のてっぺん辺りは足、膝、股関節の感覚、運動を支配しています

手が大きく描かれているのは、

本来それだけ感覚が優れている、微細な動きが出来るということです

しかし、使わなかったり、まともに使える状態でなかったりすると

感覚地図、運動地図が小さくなり異常な感覚が現れてきたり動きが鈍くなったりします

 

この方は手首の骨折や末梢神経の症状が長期に出ていたこともあり

感覚地図、運動地図の領域の働きが少し弱くなっていたのかも知れません

 

このような場合、

しびれがでている手に対しての施術や手術を行なってもよい結果がみられないかも知れません

脳の働きが低下しているところを強くしていくことが重要だと思います

 

他の末梢神経の障害などがある方はこのように症状部位だけではなく

他にも影響が出ていることが多々あります

また、末梢神経の障害が出ている方は障害が出る要素を持っていると考えておりますので

身体全体をみていく必要があります

 

また、症状が出ている時だけではなく調子の良い状態を把握することも重要で、

調子を崩した時に早く問題のあるところを認識することが早期改善、健康維持につながります。

 

兵庫県加古郡稲美町北山121

信陽接骨院

☎079‐492‐7104

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です