いびきについて
睡眠中に「いびき」かきますか?
いびきが凄いと言われたり、ご自身のいびきで起きたりすることはありませんか?自分はありました。
夜中によくトイレに行く、寝汗をかく、息苦しくなり目が覚める、朝起きるのが辛い、起床時に頭痛がする、起床時に口が渇いている、日中に眠気がある、記憶力集中力がない、精神的にイライラしやすい、血圧が高くなってきた、寝つきが良くどこでもすぐに眠れるなど、これらは身体になんらかの不調が発生しているサインです。
睡眠時無呼吸症候群ってお聞きになられたことはあると思います。多くの場合、仰向けで寝て舌の付け根、軟口蓋、のどちんこなどが落ち込み空気の通り道である上気道が狭くなり時には完全に塞いでしまいます、上気道を通過する空気が抵抗を受けて振動する音が「いびき」で、寝ている時は全身の緊張が緩むことでより振動しやすくいびきをかきやすくなります。
睡眠時無呼吸症候群は一晩(7時間)の睡眠で無呼吸を30回以上、あるいは1時間あたり5回以上起こす状態と定義されていますがそれ以内でも毎日いびきをかいていると、頭がスッキリしなく、体内が酸欠状態に陥ると心臓に負担をかけ、高血圧、糖尿病、心筋梗塞、脳梗塞など特に循環器障害の合併症を起こしやすくしますので、寝ている間に病気を作ることになり、睡眠時無呼吸症候群は生死にかかわる状態です。
身体がだるい、眠い、朝起きるのが辛いという理由では何もしませんよね、これを異常だと認識していることが少なく睡眠時無呼吸症候群のうち約90%の方は放置した状態にあり、身体が悪くなってから気付くことがほとんど、悪くなっても気付かないことも多々あります。
ご家族で睡眠状態をチェックし合ってください、又、アップルウォッチで高血圧、不整脈、睡眠時無呼吸症候群を予測できる機能が付いているものもあり活用されるといいかも知れません。
病院で「睡眠時無呼吸症候群」と診断を受けると就寝時に鼻マスクを付けるCPAPなどの治療を受けながら生活改善をしていくと思います。
不安な方はまず呼吸器内科、循環器科、耳鼻咽喉科、内科を受診されるといいと思います。歯科口腔外科ではスリープスプリントというマウスピース、外科的に手術、レーザー手術などもあるようです。
家庭でできる補助療法としては、
太っているならダイエット、
横向けに寝て気道確保するポジションセラピー、
口呼吸から鼻呼吸にするため口を塞ぐマウステープ、
鼻から自分でチューブを挿入し気道確保するナステントという医療器具もあります。
特に「大いびき」の方は絶対に放置せず日頃の生活習慣を見直し、質の良い睡眠時間をしっかり取るようにしましょう。
兵庫県加古郡稲美町北山121
信陽接骨院
079-492-7104