神経学の勉強

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11/23は、国際カイロプラクティックカレッジの卒後教育セミナーである神経学講座

今年最後の「脊髄障害/神経根障害/末梢神経絞扼障害」に参加してきました。

今年1年、検査の重要性をあらためて感じました

今までも検査は患者さんの状態を把握するために重要なのはわかっていたつもりですが、

ひとつひとつの検査で何をみるのか?なんでそうなるのか?細かくみると今までの検査とは全く違うものになります、知らなければ問題なしという検査結果もみかたを知ると、変えると改善につながる道が見えてきたりします。

 

今年の勉強会はほとんど脊髄障害でした、それだけ重要ということ

反射亢進、病的反射、逆転反射、反射消失、クローヌス、血流障害、Batson静脈叢、脊髄係留症候群、固有感覚、温痛覚、後縦靭帯骨化症、しびれ、脊髄の神経走行位置、脊髄円錐症候群、馬尾症候群、めまい、頭蓋頚椎移行部の障害など

また、施術可能か不可能かの判断も重要です。

脊髄障害?臨床で遭遇することがあまりないのでは?と思っていましたが、

結構いらっしゃるのです、頚部痛、腰痛、坐骨神経痛、関節痛、末梢神経障害、など脊髄障害が根底に存在することがあり、脊髄障害があるために私達の施術効果が出ないこともあります。

神経学を学び5年経ちましたが、今年がいちばん頭を使ったのではないでしょうか(^^;

 

このような勉強をするとこのような状態がみられる方が来られます

というか、検査の意味を把握して検査をしているかしていないか!

①頭を右向きと真っ直ぐで首がゆれる(振戦)が病院ではCT検査で異常が無く様子をみると言われた40代女性:当院では頸髄神経での反射亢進ぎみな状態がみられました。また右向きと真っ直ぐで左右の脈が乱れ、振戦が出ない左向きでは左右の脈の乱れがありません。

②右半身に力が入らず、中枢神経障害が考えられるが画像検査で何もみつからないのでと小児科で言われた8歳の男子:舌が右に変位、反射亢進、病的反射、感覚異常などがみられる、こども病院に行ってもらいます。

③左手、左下腿部がだるくて仕方がないが病院では頚肩腕症候群と言われマッサージに行ってみたらと言われた20代男性:右アキレス腱反射でクローヌス(筋収縮反復)がみられました。

④右臀部に坐骨神経痛様の痛みのためPC作業は立った状態で仕事をしており、ペインクリニックで週1回の頻度でブロック注射をしている40代男性:上肢から反射亢進、わかりにくいが病的反射様の反射(バビンスキー反射)がみられた。

➄腓骨神経麻痺と言われステロイド治療をしたが回復せずビタミン剤を処方されている20代男性:反対側のアキレス腱反射でクローヌス(筋収縮反復)がみられた。

⑥膝の痛みを訴えるうちの父親は逆転反射という検査している筋肉以外の筋肉が動いてしまっていましたが背骨の動きが改善すると逆転反射はほぼ出なくなり歩きやすくなりました。(圧迫骨折を2箇所やっています)

 

異常と思われる反射、反応が何を意味するのか?

画像検査では、病理を探すことができ、

画像検査で問題がなければ他のことを考えないといけません

必要な場合は何科の医療機関に行く必要があるのか!

 

心臓から頭、上肢への血液循環

運動調節を行なっている大脳基底核へ出入りする神経系

難しいのですが、人間の基礎です。

 

兵庫県加古郡稲美町北山121

信陽接骨院

☎079‐492‐7104

 

 

 

 

 

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