バレーボールに励む高校生
練習をしていくと膝が痛くなる
痛むところは大腿四頭筋が多く、右だったり、左だったり
でも今はどんな動きをしても痛くない?
喘息、花粉症の既往歴あり
神経学検査をすると、問題が出てきます。
目を左に向けにくい
目を閉じて立っていると右にふらつく
一点を見たまま頭を振ると右に向く時だけやりにくい
目を閉じて体前屈すると右に10cmくらいずれる
目を閉じてその場で足踏み50歩で右に90度向く
腹直筋、胸鎖乳突筋(首の筋肉)など呼吸に関わる筋肉の調整と
右耳を温めると、これらが全てクリアになりました!
耳が冷えることで平衡バランスの調整を行なっているところが影響を受け、そこから調整している体幹の筋肉、腕や脚の筋肉の調整が出来なくなり、知らず知らずのうちに筋肉、関節に過剰な負担をかけ、スポーツ障害などを起こすことがあり、なぜそうなっていくのか?を考える必要があります。
右耳が冷える?原因を探っていくと就寝時のエアコンの風を循環するため扇風機の風が常に右耳に当たるそうなので、このような生活環境の改善が必要です。
これで膝の痛みが出なくなれば良いですが、改善しないようであれば更にみていく必要があります。
神経バランスの調整をしているとこんな調整(弱いと思われる刺激)で変わるのですか?
と言われることがあります。
自律神経の働きが良い状態であれば、人間の身体は良い刺激を少し受けると勝手に良い状態に戻そうとしますので、
弱く良い刺激で改善出来ないかと考えているため、様々な検査を行なっています。
先日、右膝オスグット病(膝の軟骨が出る)のサッカー部の中学生
筋力検査で仰向けに寝て右脚を上げることが出来ませんでした。
ヒモトレを使ってみようといろいろ試した結果、お腹に緩くヒモを巻くだけで楽々と脚を上げることができ、
本人曰く「余分な力が抜けた感じ!」と言ってました。
オスグット病の箇所を押えると当然痛みが出ますが、余分な力が抜けサッカーの練習が出来るようになっています。
ヒモトレは「神経の興奮と抑制をニュートラルにという感覚を取り戻す」という感覚です。
ヒモをゆるく巻くだけなので、すごく弱い刺激です。
8月14日(月)・15日(火)はお盆休みです。