身体には様々な「反射」が備わっています、めちゃくちゃいっぱいあります
身体が自動的に動くための基本中の基本である「反射」
今回は、そのうちの一つの反射についてですが、
人が歩行をする時、特に股関節、膝関節、足関節が屈曲と伸展を繰り返します
その時にも常に筋肉の反射が働いているので、意識しなくても歩けるのです
しかし、筋肉の反射がおかしくなっているとおかしな歩き方になっていますが、
見た目にはわからないくらいのおかしさの場合が多いため、気付きません
反射が正常に働いている場合
床に足が付くと
大腿四頭筋(オレンジ色)や下腿三頭筋(緑色)の筋肉に反射が起こり、瞬時に踏ん張ることが出来、過剰な負担がかからないように働きます
1か月前に来られた方
膝に痛みがあり、水が溜ることもある
この時は膝の痛み&水も溜まっていた
大腿四頭筋、下腿三頭筋の筋肉反射をみると
膝蓋腱反射という大腿四頭筋の筋肉反射で正常なら足先が前に動くのですが、後ろに動きます
逆転反射と言って神経系の異常を表しています
この状態で床に足が付くと逆転反射で瞬時に膝が曲がるため(正常なら瞬時に膝が伸びる)
大腿四頭筋に力を入れないと膝崩れのような状態が起こるので、大腿四頭筋を緊張させ身体を支えています
筋肉の緊張が続くと筋肉に痛みが出ます
(膝の痛み)
筋肉の緊張が続くと関節のトラブルが起こります
(熱を持った関節を冷やすために水が溜まる)
この方の場合、背骨の調整で異常な逆転反射は出なくなりましたが、脊髄脊椎の病気による異常な反射が改善しない場合もあります
(他の方ですが、当院で背骨の靭帯の骨化症から逆転反射が出現することが考えられ、逆転反射が改善せず、膝の改善が思わしくない80代の男性がおられます)
1か月ぶりの来院
前回の後、すぐに水が抜け、膝の痛みもかなり改善した状態が続いているようです
背骨のエクササイズをお願いしました。
身体の基本は重要です。
今年からHPのブログを始め、今回100回目の更新となりました。
これからも気が付いたことを書いていこうと思いますのでよろしくお願いいたします。
もう少し分かりやすく書けるように努力いたしますm(__)m